赤レンガ倉庫1号館(横浜市中区新港1)で2月4日から、国内最大級のコンテンポラリー・ダンスフェスティバル「横浜ダンスコレクションEX 2014」が開催される。
横浜ダンスコレクションは、若手振付家の発掘・発信の場を提供する現代ダンスの祭典。19回目を迎える今年は、過去最多14カ国22人のダンス関係者が来日し、コンペティションを中心に、ライブパフォーマンスや資料展示、受賞者公演などさまざまなイベントを実施する。
メーンプログラムのコンペティションは、「コンペティション?(作品部門)」と「コンペティション?(新人振付家部門)」の2部門。2月9日は、2013年コンペティション?最優秀新人賞受賞振付家・升水絵里香さんの新作上演と表彰式、2月11日には、舞踏出身の振付家・捩子(ねじ)ぴじんさんによる2年ぶりの新作公演も行う。
そのほか、関連企画として、象の鼻テラス(中区海岸通1)で日韓ダンス交流プロジェクト「Dance Connection」横浜公演を開催。シマダタダシさんとキム・クァンミンさん(2月14日・15日)、鈴木優理子さんとファン・スヒョンさん(2月15日)がレジデンスを通して共同制作したダンス作品を発表する。
横浜赤レンガ倉庫1号館の中祖杏奈さんは「イスラエルのテルアビブ-ヤッフォ市と横浜市との交流協力声明(2012年9月)を契機とする文化関連交流として、9月に横浜で開催されるフェスティバルで作品上映の機会が得られる賞の授与も行われる。久しぶりの捩子ぴじんの新作は、自身も出演するグループ作品。アジアのダンスシーンの今を横浜で体感していただければ」と話している。
チケットはプログラムによる。詳細はホームページから。2月16日まで。
横浜ダンスコレクションは、1996年に「若手振付家の育成」と「コンテンポラリーダンスの普及」を目指してスタートしたダンスの祭典。2005年にアジアの振付家を世界に発信するための「ダンスマーケットの構築」に重点を移し、横浜ダンスコレクションRとしてリニューアル。2011年から世界のダンスシーン発展への貢献を目的に「横浜ダンスコレクションEX」として再スタート。横浜ダンスコレクション EX2014は「東アジア文化都市 2014 横浜パートナー事業」に認定されている。