アマチュア奏者を中心とした吹奏楽プロジェクト「Wind Intuitional Project(WIP)」が2月8日、神奈川県立音楽堂(横浜市西区紅葉ケ丘9)で、第2回企画演奏会を開催する。
WIPは、2010年夏に「尖った(とがった)演奏会」の実施をコンセプトとして発足。2011年11月に同会場で行われた第1回企画演奏会には、69人のアマチュアプレーヤーが参加した。交響曲からポップスアレンジをした小曲まで、さまざまな曲で構成する一般的な演奏会と違い、交響曲クラスの大曲の中から吹奏楽屈指の名曲を厳選し演奏する点が特徴。
第2回演奏会では、シンプルな構成ながら完成されたハーモニーを持ち、吹奏楽の古典とも言えるR.ジェイガーの「交響曲第1番」、情景音楽として優雅な世界観を表現しているJ.V.D.ローストの交響詩「モンタニャールの詩」、近年に作曲された斬新かつ洗練されたサウンドを楽しめるD.マスランカの「交響曲第7番」の3曲を演奏する。
広報担当の池谷真澄さんは「新しい吹奏楽の形を吹奏楽発祥の地である横浜から発信していきたいと考えており、メンバーは、北は栃木、西は四国と広域から横浜に集まってきた。ほかではなかなか聴くことのできない新しい感覚を、ぜひWIPの演奏会で堪能してほしい」と話す。
開演17時30分。入場無料。詳細・チケット申し込みはWIPのホームページから。