赤レンガ倉庫イベント広場(横浜市中区新港1)で2月7日から3日間、高知野菜フェア「高知野菜の夜明けぜよ in 横浜赤レンガ倉庫」が開催される。
同フェアは、高知県で行われている環境保全型農業と高知県産園芸品の普及を目的とした企画。イベント広場に本物のビニールハウスを設置し、高知県の米なす、ピーマン、ししとう、トマト、メロン、スイカなど計11種類の野菜の株を展示する。主催は園芸こうち販売促進事業実行委員会(高知県、高知県園芸連、JAグループ高知)。
会期中は、農家や農業の専門家が環境保全型農業の取り組みを紹介するほか、害虫を食べる天敵昆虫の観察やクイズを実施。「野菜を守る、天敵昆虫を探せ!クイズ 」では、ナミテントウ、ヒメカメノコテントウ、クロヒョウタンカスミカメなどの天敵をビニールハウス内に放ち、天敵を発見できたクイズ正解者に高知県産の野菜などをプレゼントする。
夜は、黄色い光を苦手とする蛾の習性を利用した環境保全型農法の一つ「黄色防蛾灯」の技術を再現し、ビニールハウスが黄色く光る予定。
また、昨年に続き、JR高知駅南口に設置されている土佐勤王党三志士像(坂本龍馬、武市半平太、中岡慎太郎)から、高さ約5.3メートルの坂本龍馬像をトラックで移動し、赤レンガ倉庫イベント広場に設置する。
会場では、フルーツトマトや文旦など高知の新鮮な野菜や果物の即売会をはじめ、ゆずのホットドリンクや土佐茶の試飲サービスも行う。赤レンガ倉庫2号館3階のカフェ「chano-ma」では、「高知のトマオムライス」(1,280円)や「高知いちごのハーブみるくフロート」(800円)など高知野菜を使った期間限定メニューを2月11日まで提供する。
高知野菜フェア事務局の担当者は「今年は横浜でのイベント後、神戸でも開催。高知駅前から脱藩した坂本龍馬像がお出迎えするほか、着ぐるみ龍馬くんも登場する。ビニールハウスで『人と地球にやさしい高知の野菜づくり』を体感いただけたら」と話している。
開催時間は10時30分~16時30分。雨天決行。入場無料。2月9日まで。