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横浜都心部で「横濱建築祭」ー馬車道駅構内の茶室でおもてなしも

建築祭

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 横浜市内で2月28日、建築WEEK2014「横濱建築祭 CROSS×CROSS」が開幕した。

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 同建築祭は、建築やまちづくりに興味のある人なら誰でも参加できる、市民が建築文化を楽しみ、建築家と交流できるイベント。主催は日本建築家協会神奈川地域会(JIA神奈川)。

 JIA神奈川は、設立当初から建築及び県下の大学卒業設計コンクールを実施し、今年で25回目となる。3年前からは市民との交流を意識し、大学卒業設計コンクールを合体させた「建築祭」として開催してきた。今年は、建築に関する展示のほか、5つのシンポジウムや、近代建築をめぐる街歩きなどが行われる。

 メーン会場の馬車道駅コンコースでは、開かれた公共空間の中で、震災を乗り越えた近代建築や復興された建築のパネル展「近代建築展 復興橋梁展」、住宅のデザインなどの建築家の仕事を紹介する「建築家の仕事展」、神奈川県内の学生たちによる卒業設計の展示・公開審査、「街をつくる建物をつくる建築技術展」などが行われる。また、事前に行ったコンペで提案された「2帖茶室」のアイデアから選ばれた3点の茶室を実物大で制作・展示しており、3月2日には参加無料のお茶会が行われる。

 「まちの品格」をテーマに、地域固有な景観によるまちづくりの作法について議論するメーンシンポジウムには、横浜市立大学教授の鈴木信治さん、神奈川大学教授の山家京子さん、オンデザインパートナーズの西田司さんらが参加する。また、馬車道の街路デザインとまちづくりを検討する「街路のデザインとまちづくり」や、東北の仮設住宅や復興住宅から地域コミュニティを考える「仮設住宅、復興住宅から考える震災への備え」など、建築や都市デザインなどの専門家らによるディスカションが行われる。

 JIA神奈川代表の青木恵美子さんは「建築とまちづくりをテーマとするシンポジウムは、7月、9月、10月と連続でディスカッションを行い、討議を重ねてきた。今回は5本の企画で、住民+行政+クリエーター+運営者という仕組みづくりについて議論する。多くの市民の方々も参加して欲しい」と話す。

 開催時間・場所など詳細はホームページで。開催は3月3日まで。

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