横浜能楽堂は6月20日、障害者にも気軽に能狂言を楽しんでもらう「バリアフリー能」の公演を行う。同公演は市内の障害者団体7団体のアドバイスを受け、障害者が見やすい環境作りを研究して行っているもの。4回めとなる今回は横浜国立大学教授の三宅晶子氏によるミニ講座の後、狂言「墨塗」(大蔵流)と能「羽衣-盤渉」(金剛流)が行われる。会場では触ると凹凸で舞台の形が分かる「触図」を配布するほか、点字の解説文やイヤホンガイドを準備、内容を手話通訳するなど、バリアフリー化への様々な環境を整備。入場料は2,700~3,700円、演能中の入退場もでき、介助者1名は無料。現在一般席は完売、車椅子席のみ残席あり。横浜能楽堂