横浜メディアセンター(横浜市中区太田町2)前公開空地で4月15日、関内桜通りに設置された新街路灯の点灯式が行われた。
同通りには、関内桜通り振興会(旧関内中央振興会)・関内まちづくり振興会の企画で、横浜市都市整備局の協力を得て18基のLED街路灯を設置。うち1基に、横浜在住のステンドグラス作家の平山健雄さんによる、桜をモチーフにしたステンドグラスが飾られた。
当日は、横浜市会議員の伊波洋之助さん・松本研さん、横浜市都市整備局局長の平原敏英さん、中区長の三上章彦さんら来賓が出席。平山さん、関内桜通り振興会・関内まちづくり振興会会長の秋山修一さんと共に、街路灯のスイッチを押した。また、地元アイドル「かんない少女隊」のアテンドで、鏡割りも行われた。
秋山さんは「夜の通りが暗いことが弱点だったこの通りが、新しい街路灯によって生まれ変わった。桜通りのシンボルとなれば」と挨拶した。
ステンドグラスを作成した平山健雄さんは2000年に、横浜市からステンドグラス制作の技能や実績に対して「横浜マイスター」の称号を与えられている。平山さんは「街路灯に使われているガラスはフランス、ベルギー、ドイツの職人が伝統技法で作成した貴重なものを使っている。桜通りの桜をイメージしたデザインのステンドグラスをじっくり見て欲しい」と話している。
関内桜通り振興会と関内まちづくり振興会が企画する「横濱関内フォト部」では、新街路灯の設置を記念して、八重桜の並木が特徴的な関内桜通りの写真を募集している。応募された写真は、横浜在住のプロカメラマンで冒険写真家として活躍している豊田直之さん(NPO法人「海の森・山の森事務局」理事長)らが審査し、桜通りの飲食店に飾る予定。応募はメールで関内まちづくり振興会(jimukyoku@kannai.or.jp)まで。締切は桜が散り終わる時期まで。
関内桜通りは、JR関内駅北口から徒歩1分。神奈川県警方面に向かってのびる約500メートルの通りには、49本の八重桜を中心に合計74本の桜が植えられ、見事な桜並木を臨むことができる。