横浜メディアビジネスセンター1階アプローズ(横浜市中区太田町2)で6月1日、カレーとナポリタンの料理対決「ナポリタンvsカレー究極対決!」と、横浜出身のシンガー「CHAN-MIKA」ライブ、「Y155杯ビブリオバトル」が開催される。
カレーとナポリタンは、横浜が発祥とされ、日本中の洋食店や喫茶店、家庭で親しまれている洋食の代表料理。ナポリタンは、懐かしい昭和の味への郷愁もありブームの様相を見せている。横浜のナポリタン愛好家有志が設立した「日本ナポリタン学会」は今年2月、全国の地方新聞社と共同通信社が合同で創設した「全国地域再生大賞」で優秀賞を受賞している。
一方、カレーは、1859年に横浜港が開港した時に同時に日本に入ってきたという説があり、横浜開港記念日の6月2日が日本記念日協会により「横浜・カレー記念日」と認定されている。今回の対決イベントは、市内73店がエントリーしている「ガチでうまい横浜の商店街カレーNO.1決定戦」(通称・ガチカレー!)の開幕に合わせて開催される。
出店する店舗は、ナポリタンが、愛嬌酒場えにし、80*80、横浜ブギ、カレーが、馬車道十番館、うさぎや関内店、レストランヤンキースの各3店舗ずつ。また、 横浜外国人居留地研究会会長の斎藤多喜夫さんによる、基調講演「横浜洋食事始め」も行われ、横浜の洋食文化を学ぶことができる。
「ナポリタンvsカレー究極対決!」の主催は、日本ナポリタン学会、NPO法人「アークシップ」、関内まちづくり振興会。横浜セントラルタウンフェスティバル「Y155」のプログラムの一つとして開催される。
開催時間は12時~15時(11時開場)。横浜ナポリタンと横浜カレーがセットになる前売り券は既に売り切れだが、見学は可能。問い合わせは実行委員会(横浜コミュニティデザイン・ラボ内 TEL 045-664-9009)まで。
当日、会場外では、女性のココロとカラダのためのプロジェクト「ココカラ・リオーネ」によるブース出店、音楽やダンスなどのパフォーマンスも行われる(11時~17時予定)。
また、イベント後には、同会場で、横浜出身で、ソウルやヒップホップ、レゲエシーンで活躍しているボーカリスト「CHAN-MIKA」のライブ演奏(15時15分~)と、「Y155杯ビブリオバトル」(16時~17時)を開催する。ビブリオバトルは、自分が好きな本を通して人と人、人と知識をつなげる知的遊戯。1人5分間でお気に入りの本を紹介し、参加者全員の投票で「もっとも読みたい本」を「チャンプ本」として決定する。ライブ演奏とビブリオバトルは入場無料(カンパ制)。
実行委員の五十嵐洋志さんは「イベントを通じて多くの方に横浜の洋食の歴史や文化について感心を持っていただくきっかけになればと願っている。そして今後、関内地区を象徴するイベントにしていきたい」と話している。