廃材の製品化をコンセプトにしたファッションブランド「SEAL(シール)」は5月31日、神奈川初の直営店「SEAL横浜店」(横浜市中区山下町25)をオープンした。
シンプルな外観と多彩なポケットを搭載したナチュラルトートバッグ
同ブランドでは、全ての商品を大型トラックの使用済みタイヤチューブを再利用して生産。タイヤ素材の粉砕といった特殊な加工はせず、素材の持つ優れた耐久性・防水性を生かしたバッグやショルダーバッグ、メッセンジャーバッグ、小物、スニーカーなど、一点一点表情の異なる商品を70アイテム以上取りそろえる。店舗面積は路面店最大となる50平方メートル。
また、作業工程の全ては国内の職人が手作業で行い、日本国内の高い技術を最大限いかす事により、海外でも支持される高品質の製品づくりと地域の活性化を目指しているという。店舗には木の廃材を使用した内装を施し、使用素材であるタイヤチューブの原型の展示も行う。
同ブランドを運営するモンドデザイン(東京都港区南青山)では、「SEAL」ブランドの売上の1%を世界自然保護基金ジャパン(WWF)に寄付する取組みや、製品を1つ販売する毎に、1本の樟子松(しょうじまつ)の苗木を寄付するなどの社会貢献活動を行っている。
同店では、オープニング記念としてオリジナルエコバッグをプレゼントしている(先着300人)。また、父の日プレゼント限定イベントとして、父の日のプレゼントにはラッピングが無料になるほか、10%割引きの優待券をプレゼントしている(6月15日まで)。
モンドデザイン代表の堀池洋平さんは「山下公園から1、2分の立地で、海も近いので、ぜひ散歩がてらに気軽な気持ちで立ち寄っていただきたい」と話している。
営業時間は12時~20時。火曜定休。