NPO法人「黄金町エリアマネジメントセンター」(横浜市中区日ノ出町2)は6月15日から、アートに興味のある人なら誰でも受講できる水彩画教室「水彩画で風景を描こう」を開講する。
「黄金町芸術学校2014」の一環として行われる同講座は、「CHAP(長者町アートプラネット)」(中区長者町9)に拠点を置く画家の吉本伊織さんが講師を担当。6月~10月の第3・第4日曜に日ノ出スタジオ(中区日ノ出町2)に集まり、月ごとのテーマに沿って街中で実習を行う。
テーマは第1回(6月15日・22日)=「黄金町の空を描く」、第2回(7月20日・27日)=「黄金町の樹木を描く」、第3回(8月17日・24日)=「黄金町の大岡川を描く」、第4回(9月21日・28日)=「黄金町の建物を描く」、第5回(10月19日・26日)=「自由に黄金町を描く」。毎回1日目は主に街を散歩し、2日目に実技を教える。
吉本さんは、1978年富山県生まれ。劇団「わらび座」や「劇団四季」などで舞台美術の製作を手がけ、「自在関内オフィス」「nitehi works」「MZ arts」などの横浜のアートスペースで展示を行ってきた。2010年には第46回神奈川県美術展で「県立近代美術館賞」(平面・立体部門)を受賞している。
吉本さんは「画家の目線で街を歩く面白さを知ってもらいたい。大まかなテーマで自由にやれるよう進めるので、絵を描く時間を楽しむことを共有できれば」と話している。
受講料は各回(2日間分)4,000円。第1回のみ黄金町芸術学校で画材を用意する。定員10人。
「黄金町芸術学校2014」ではこのほか、陶芸コースや服飾コース、こどもアートコースを開講している。