京浜急行黄金町駅近くに7月20日、元ストリップ劇場の建物を利用したシェアスタジオ「旧劇場」(横浜市中区末吉町3)がオープンした。
2013年夏に閉店した老舗ストリップ劇場「黄金劇場」の建物を改装し、ステージがあった1階をアーティスト・職人の工房として、機械室のあったロフトと控室のあった2階を事務所・アトリエとして使用。横浜市文化観光局の委託を受けてBankART1929(中区海岸通3)が運営していたシェアスタジオ「ハンマーヘッドスタジオ 新・港区」(中区新港2)の元入居者6組を含む、20代~30代のクリエーター7組が運用する。管理は井土ヶ谷の日替わりカフェ「宿るや商店」を運営する「横浜ウミガワ不動産」(南区吉野町1)。
入居者は、設計事務所「アイボリィアーキテクチュア」の永田賢一郎さんと原崎寛明さん、「建築設計 加藤住吉 一級建築士事務所」の加藤直樹さんと住吉かほりさん、大工・木工職人の劉功眞さん、アーティストの鎌田友介さん、画家のラファエル・リマ・イトウさん、写真家の加藤甫さん、ライターの齊藤真菜さん。
20日には近隣住民や関係者に向けたお披露目会が行われた。アイボリィアーキテクチュアの永田さんは「仕事場として町の一部をお借りするだけでなく、作り手の拠点として積極的に町に貢献していけたら」と話す。
今後の一般公開は、8月10日の黄金町・伊勢佐木町合同イベント「のきさきアートフェア×ザキ祭り」と10月のオープンスタジオイベント「関内外OPEN!」開催時を予定している。