システム開発会社「ひけしや」(横浜市中区南仲通4)が7月7日、雑誌風コラージュ・フォトブックアプリ「Mags Inc.(マグズインク)」のビジネス向けサービス「Mags Inc. for Business(マグズインクフォービジネス)」を開始した。
「マグズインク」は、スマートフォンやデジタルカメラで撮影した写真をモバイル端末で加工し、雑誌風のテンプレートにレイアウトすることで、オリジナルのフォトブックを作成できるアプリサービス。ファッション、ウエディング、旅行など多彩な雑誌風テンプレートが用意されており、完成したフォトブックは500円(税・送料別)で製本することができる。
今回新たに開始されたビジネス向けサービス「マグズインクフォービジネス」では、このマグズインクの機能を使い、フォトブックに広告を入れたり、キャンペーン企画やアンケートを行うことができる。
例えば、旅行会社がツアー参加者向けに、オリジナルフォトブックの特設ダウンロードサイトを立ち上げ、ユーザー毎に旅の記念写真で作ったフォトブックでプレゼントするなどのサービスを提供できる。雑誌風のテンプレートで、見開き広告をなど入れることも可能。旅行会社だけでなく、ウエディング会社やペットショップ、飲食店などさまざまな業種の広告媒体として可能性がある。
また、雑誌社とマグズインクのコラボテンプレートの企画も受け付けている。雑誌を購入したユーザー向けのサービスや広告媒体として、テンプレートを利用したユーザーの口コミ効果が期待できると共に、テンプレート内の広告枠を出版社が使用することができる仕組み。
フォトブックは、ユーザー自身が撮影した写真で作られているため、繰り返し見たり、友人に見せたりする機会も多く、長く間保管されることが考えられ、効果の高い長期間の広告媒体になるという。
現在は、Androidアプリのみの提供だが、9月にiPhoneアプリも公開する予定。
ひけしや代表取締役の槇俊徳さんは「マグズインクは成長中のアプリ。ユーザーのリクエストで追加される機能もある。現在、プリクラ機能の開発にも着手している。英語、中国語にも対応しており、海外でのダウンロード実績も出ている。今後、広告媒体としても、面白い企画を作っていきたい」と話す。
Androidアプリ「Mags Inc.(マグズインク)」の利用は無料。