横浜市経済局は、地域課題を解決するビジネスに取り組む「社会起業家」の支援プログラム「Yokohama Changemaker's CAMP 2014」で、起業家の事業展開についてアドバイスをしながら共に取り組む「プロボノ」の参加者を募集している。
4年目となる今年は、Yokohama Changemakse's CAMPアドバンストコースとして選出された、一般社団法人「家族力向上研究所」(中区日本大通7)による「未就学児の保護者の過保護・過干渉の防止、抑止や、園と父母との良好な関係作りを目的とした新サービス開発を担うプロジェクト」と、NPO法人「フーズマイルぐりぐら」(港北区篠原北1)による「親子一緒にコミュニケーションをとりながら学ぶ体験学習を食育で促進!話題の放課後施設を経営するNPOによる新規事業立ち上げプロジェクト」の、2つのプロジェクトでプロボノを募集している。
プロボノとは、各分野の専門家が職業上持っている知識・スキルや経験を生かして社会貢献するプロフェッショナルボランティアのこと。同事業では、地域の課題解決や、地域資源の有効活用につながるソーシャルビジネスに携わる事業者のビジネス基盤を固め、安定した企業運営を支援するためのリサーチなどのプログラムを展開する。
プロジェクトチームは、さまざまな経験や視点を持ったメンバーで構成され、実際に現場に足を運んだり、各方面の関係者の声を拾いながら、起業家と共に課題解決に向けたアクションの方向性を決め、実行に移す支援をする。エントリー締切は8月20日。
また、プロジェクトに関心がある大学生インターンも同時に募集している。
プログラムの企画運営に携わる「ETIC.横浜ブランチ」Yokohama Changemaker's CAMP事務局の田中多恵さんは「4年目を迎えるこのプログラム。プロボノとして、仕事で培ったスキルや週末の空き時間などを提供し、起業家に伴走しながら事業の組み立てを考える半年間は、必ずやご参加頂く皆様にとってかけがえのない時間になるものと思います。ご応募をお待ちしております」と話す。
8月5日に、日本丸訓練センター(西区みなとみらい2)で応募説明会がおこなわれる。参加起業家2人のプレゼンテーションのほか、プロボノ経験者による経験談などがある。開催時間は18時30分~20時45分。参加費無料、定員20人。応募締切は8月4日。説明会参加申し込みは「Yokohama Changemaker's CAMP」ウェブサイトから。