アート拠点「BankART Studio NYK」(横浜市中区海岸通3)と周辺で8月1日から、ヨコハマトリエンナーレ2014創造界隈拠点連携プログラム「BankART Life4 "東アジアの夢"」が開催されている。
BankART Studio NYKに展示されている金沢寿美さんの「Rose Line Project」
同館の運営団体「BankART1929」が10周年を迎えた今年は、作品コレクションや展覧会・イベントのアーカイブを一挙公開するほか、日韓のオルタナティブスペースの新しいネットワークを構築するプロジェクト「続・朝鮮通信使」を展開。日中韓3カ国の文化交流事業「東アジア文化都市2014横浜」の一環として、さまざまなプログラムを実施する。
BankART Studio NYKでの展示作家は、原口典之さん、川俣正さん、朝倉摂さん、岡崎乾二郎さん、田中信太郎さん、中原浩大さん、青田真也さん、磯崎道佳さん、チェ・ソンさんほか。
きむすひゃんさん、なすんじゃさん、藤井まりさんらによる食と現代美術のプロジェクト「東アジアレストラン」や、開発好明さんによる連続講座企画「100人先生」なども行われる。
また、「歴史的建造物等を巡る Landmark Project V」では、市内のさまざまな場所で展示を実施。松本秋則さん(横浜市庁舎1階)、関本幸治さん(馬車道商栄ビル壁面)、川瀬浩介さん・田中信太郎さん(神奈川県庁舎)、宮本隆司さん(北仲通北地区)、石内都さん(北仲通北地区・旧帝蚕倉庫)、楢橋朝子さん(ぴおシティ地下通路)、小山穂太郎さん(鶴見線国道駅)らの作品が展示される(会期は会場によって異なる)。
BankART1929代表の池田修さんは「『夢』と名前を付けている理由がどういうことなのか、それぞれに考えてほしい」と話している。
会期は11月3日まで。BankART Studio NYKの開館時間は10時~19時。単独チケットは1,000円。ヨコハマトリエンナーレ2014連携セット券は一般=2,400円、大学生・専門学校生=1,800円、高校生=1,400円。