そごう横浜店・6階の「そごう美術館」(横浜市西区高島2)で、人気アニメ・エヴァンゲリオンの歴史を振り返る「エヴァンゲリオン展」が開催されている。
「EVAアイスクリームコンポートセット」(カフェ メディオ)
テレビ、映画の大人気アニメ「エヴァンゲリオン」の初の本格的な作品展。同アニメ総監督の庵野秀明さんと製作会社カラー(東京都杉並区)の監修のもと、「新劇場版」シリーズ最新作を含む貴重な生原画や設定資料約300点を初公開し、エヴァンゲリオンの過去と現在に迫る。
同作は、巨大な人型人造兵器「エヴァンゲリオン」に乗り、未知の生命体である「使徒」と戦う少年少女たちを描いた物語。1995年にテレビシリーズの放送が始まり、謎めいたストーリー展開と映像美で社会現象となるほどの一大ブームを巻き起こした。
2007年にはテレビシリーズを再構成した長編アニメーション映画「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズがスタート。第1部「序」、第2部「破」に続き、2012年秋に公開された第3部「Q」では、さらに進化した映像表現とファンの予想を超えるストーリー展開が大きな話題を呼んでいる。
展示は、庵野総監督の直筆メッセージ、企画書やセル画など「新世紀エヴァンゲリオン」を読み解くTVシリーズ制作時に使われた資料、ネルフ本部発令所レイアウト検討模型、漫画「新世紀エヴァンゲリオン」、完成映像のイメージを触発するためのイラスト「イメージボード」、撮影工程のためのタイムシート、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」より本編映像(約5分)など。画コンテやレイアウト、原画や動画など約1,000点の資料で最先端の映像が生み出される制作過程をたどる。
館内のカフェでは、ブルー×ホワイトでレイをイメージした「レイ フロート」(972円、2階「カフェ ドミニック」)、シンジ、レイ、アスカのカラーのアイスとフルーツの盛り合わせ「EVAアイスクリームコンポートセット」(1,512円、6階「カフェ メディオ」)など、同展と連動したメニューを提供している。
そのほか、館内の5つのフロアのシースルーエレベータ―の扉に描かれたキャラクターを選ぶ「フロアラリークイズ」も開催中で、正解者には抽選で「会場限定フィギュア」、「エヴァンゲリオン展告知ポスター(非売品)」のプレゼントも。
そごう横浜店販売促進部の花岡陽子さんは「作品の誕生から現在までの歴史も紹介するファン待望の展覧会。カフェのコラボメニューやフロアラリークイズなど、館内全体でエヴァの世界を楽しんでほしい」と話している。
開館時間は10時~20時(入館は閉館30分前まで)。入館料(当日)は大人=1,000円、大学・高校生=800円、中学・小学生=500円。未就学児無料。9月7日まで。