国連WFPが小学生向けに食料配給ゲーム-すべての子どもに学びの機会を

給食に並ぶアフリカの子どもたち © WFP/Rein Skullerud

給食に並ぶアフリカの子どもたち © WFP/Rein Skullerud

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 認定NPO法人「国連WFP協会」(横浜市西区みなとみらい1)は8月19日、J:COM横浜1階ショールーム(横浜市中区本町4)で「WFPってなーに『すべての子どもに学びの機会を』」を開催する。WFPの活動や世界の貧困な国々で学校給食プログラムを受けている子どもたちについて、日本の子どもたちが知る機会を得るために企画されたもの。

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 世界には6,600万人、アフリカだけでも2,300万人の小学生が、空腹のまま学校に通っている。学校給食は「国連WFP」がそのような子どもたちを対象に行っている食糧支援の一形式。子どもたちは学校で朝食または昼食、時には両方の配給を受けている。過去45年間で、38カ国が「国連WFP」からの給食支援を受けて後に卒業し、自分たちの力で学校給食を実施するようになっている。

 学校給食には、さまざまな利点がある。食事と同時に虫下し薬を投与したり、ビタミン・ミネラル等の微量栄養素を給食に含めたりすることで、成長に必要な栄養を摂れることはもちろん、飢餓、貧困、児童搾取などの悪循環を断ち切るきっかけにもなる。また、貧しい家庭の子どもを毎日学校へ通わせるきっかけにもなっており、伝統的に教育を受けてこられなかった女児の教育支援にも重点を置かれている。

 今回のイベントでは、主に小学校4年生以上を対象にWFP講座として「WFPについて学び、食糧配給ゲームをしよう」のほか、WFPの活動を映像で上映、パネル「すべての子どもたちに栄養と希望を」展示とクイズ、紙芝居・パネルシアターの上演などが行われる。

 国連WFP協会横浜支部副代表の三代裕子さんは「私が小さい時は、サツマイモや芋蔓の入った、お米がほんの少しの雑炊を食べ、学校では脱脂粉乳を飲んでいた。世界にはまだ食べ物に困っている子どもたちがいることをこの機会に知ってほしいし、食べたいだけ食べられることが、どんなに幸せなことか認識して、食べ物を大事にすることも学んでほしい」と話す。

 開催時間は11時~17時。対象は小学生。入場無料。「食料配給ゲーム」は14時~14時40分。

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