横浜みなとみらいホール（横浜市西区みなとみらい2）で10月10日、ヴァイオリニスト・石田泰尚さんプロデュースによる硬派弦楽アンサンブルコンサート「石田組」が開催される。

　「石田組」は、男性奏者のみで構成される硬派弦楽アンサンブル。神奈川フィルハーモニー管弦楽団ソロ・コンサートマスターを務めるヴァイオリニストの石田泰尚さんを中心に、毎回異なるメンバー構成でコンサートを企画している。

　今回は横浜みなとみらいホールを舞台に、過去最大規模となる、20代後半から40代前半までの若手奏者13人が集結。「石田組」旗揚げ記念コンサートとして、クラシックの名曲から映画音楽、ロックまで、クラシック音楽の枠を超えた音楽を届ける。

　プログラムは、ヴィヴァルディ：協奏曲集「四季」、ピアソラ「ブエノスアイレスの四季」、モリコーネ（近藤和明・編曲）「ニュー・シネマ・パラダイス」、E.ジョブソン&Ｊ.ウエットン（近藤和明・編曲）「シーザーズ・パレス・ブルース」、ピアソラ（近藤和明・編曲）「ビジュージャ」、ピアソラ（近藤和明・編曲）「リベルタンゴ」。

　出演は、石田泰尚さん（リードVn）、塩田脩さん（Vn）、執行恒宏さん（Vn）、佐久間聡一さん（Vn）、鈴木浩司さん（Vn）、村井俊朗さん（Vn）、冨田大輔さん（Va）、小林知弘さん（Va）、多井千洋さん（Va）、金子鈴太郎さん（Vc）、田草川亮太さん（Vc）、辻本玲さん（Vc）、米長幸一さん（Cb）、中島剛さん（Cemb）。

　石田さんは「今回の『石田組』13人の組員（メンバー）は、今まで自分と演奏したことがある信頼できる人たちばかり。ピアソラの中でも演奏されることが珍しい『ビジュージャ』も14人用にアレンジして初披露する。ここをスタートに、石田組の活動が広がればうれしい」と話している。

　会場は横浜みなとみらいホール・大ホール。19時開演（開場18時20分）。チケットは、一般＝4,500円、学生＝3,000円。

　石田さんは神奈川出身。国立音楽大学を首席で卒業後、新星日本交響楽団コンサートマスターを経て、2001年より神奈川フィルハーモニー管弦楽団ソロ・コンサートマスターに就任。2008年に神奈川文化賞未来賞、2012年には横浜文化賞文化・芸術奨励賞を受賞。カリスマ的な人気を持ち、近年ではソロ・リサイタルや室内楽を中心とした演奏活動も精力的にこなしている。

　9月30日には、横浜みなとみらいホールで横浜みなとみらいホール友の会トークイベント「石田泰尚さんを囲むつどい～石田泰尚おっかけ隊！～」を実施。石田組をプロデュースした経緯やこれまでの活動について石田さんが語る。