横浜メディア・ビジネスセンター1階のアプローズ(横浜市中区太田町2)で9月27日、若者を対象にしたメディアリテラシーについて知るイベント「関心十筆(かんしんとふで)」が開催される。
メディアリテラシーとは、情報メディアの発信の意図を読み解く力や、情報の扱い方などの知識のこと。元TBS報道キャスターの下村健一さんやお笑いコンビ「しずる」などが、情報の真偽を見極めるためのポイントや、世の中に対し関心を持つことの意義などを分かりやすく伝える。主催は横浜青年会議所。
「十筆」とは「Town、Future、Design」の最初の音を取って作られた造語で「みんなが暮らす街の、明るい豊かな未来を、あなたが描く」というメッセージが込められている。社会に対する関心が低い若い世代に、情報を読み解く意識を育てる機会を提供し、投票権の行使などで自らの意思を表明し、能動的に未来を切り開くことのできる人材を育成することを目的としている。
イベントは3部構成。下村健一さんによる講演「情報に惑わされないための4つの“ハテナ”」では、下村さんが各地の中高大学などで実践しているメディアリテラシー授業を再現する。
「トークライヴ&座談会」では、お笑いコンビ「しずる」をゲストに迎え、「自身で未来を描くには」をテーマに、政治や経済などの具体的な内容を通して、今日本で何が起きているのかに焦点を当てながら、独自の論理と関心を持つことの大切さや意義について座談会をする。
「選挙を考える」をテーマとするトークでは、NPO法人「ユースクリエイト」代表の原田謙介さんが進行役を務め、2014年2月に行われた東京都知事選挙の際の、各候補者による選挙戦中の情報戦略などを解説し、報道の実態と選挙におけるメディアリテラシーについて考える。
開催時間は13時から16時45分(12時開場)。参加費は無料。事前登録が必要。登録は関心十筆ウェブサイトから。