横浜オープンデータソリューション発展委員会(横浜市中区相生町3)は10月19日、横浜市の「女性・子ども・若者・シニアの支援」「市民生活の安心・充実」「横浜経済の活性化」「都市機能・環境の充実」などの政策に関するさまざまなデータを元に、15歳~25歳までの若者を対象にしたアイデアソンを開催する。
アイデアソンは、アイデアとマラソンをあわせた造語で、チームごとにアイデアを出し合い、まとめていくワークショップ。今回は、横浜市が発表した「横浜市中期4か年計画 2014~2017」に関するデータを元に、若い世代が横浜の未来をつくるアイデアを自由に出し合い、実行に移していくためのプロジェクト「よこはまユース・アイディアソン・ハッカソン」の第1弾。
中期4か年計画は、さまざまな主体が連携して横浜市の未来のまちづくりを進めていくための総合計画。素案は、オープンデータ化され市のウェブサイトで公開されている。今回のアイデアソンは、横浜の都市の課題や魅力を可視化し、市民や企業の知恵や力を結集して課題解決や魅力発信のアクションにつなげていくことが狙い。自治体の総合計画をテーマに民間団体や企業が連携して、若者を対象としたアイデアソンやハッカソンを開催するのは、全国初の取り組みだという。
当日は、横浜市政策局の担当者や、日本アイ・ビー・エム、日本マイクロソフト、富士通エフサスなどの企業や、東京都市大学、岩崎学園情報科学専門学校の学校関係者らも、若者たちと共に、ワークショップに参加する。
今後、12月中旬には今回出されたアイデアを元に、スマートフォンアプリやホームページのコンテンツなどをつくる「ハッカソン」の開催が予定されている。若者たちのアイデアやアプリなどは、横浜市が企業と連携して昨年から実施している、横浜発のモバイルアプリのコンテスト「YOKOHAMA Ups!(ヨコハマ アップス)」にエントリーする。
横浜オープンデータソリューション発展委員会の担当者は「優れたコンテンツは、クラウドファンディングやスキルマッチングの機能を持つ、横浜の課題解決を応援するホームページ『LOCAL GOOD YOKOHAMA(ローカルグッド ヨコハマ)』からも発信していく予定。若者の柔軟な考えから生まれるアイデアに期待している」と話している。
会場はシェアオフィス「さくらWORKS<関内>」(中区相生町3)。開催時間は13時30分から17時まで。参加費無料。詳細はフェイスブックイベントページで。