横浜市技能文化会館（横浜市中区万代町2）を中心に11月16日、横浜市が選定した横浜マイスターの技能を披露する「第17回 横浜マイスターまつり」が開催される。

　横浜市が1996年より実施している「横浜マイスター事業」の一環。今年は24人の横浜マイスターが参加し、横浜マイスターの技能披露や即売会、技能体験教室を行う。主催は横浜マイスターが会員となって技能職の振興に寄与することを目的とした団体「横浜マイスター会」。

　食の横浜マイスターによる「料理の提供」では、シェフの清水郁夫さんと吉田敏彦さん（西洋料理）、パティシエの山本次夫さん（洋菓子）がクスクスやホテル特製カレー、ケーキを用意する。

　小・中学生対象の「こども技能体験教室」では、マイスターの技能を身近に学ぶことができ、貝合わせのストラップづくり、ガラス切りコラージュ、丸太切り、かんな削り、木工塗装などを体験できる。「料理の提供」と「こども技能体験教室」はいずれも有料・事前予約制（11月5日締切）。「料理の提供」は先着順で当日受付・販売あり。申し込み・詳細はホームページから。

　横浜マイスターの技能披露及び即売会では、洋服づくり、クリーニング、和裁、銅版アート、畳づくり、染織、横浜家具など、普段なかなか見ることができない名人の技能披露、作品の展示・販売を行う。また、特別企画「元気な子供たちが横浜を変える」と題し、横浜市立戸部小学校の児童がタップダンスや群読、サンドアートパフォーマンスを披露する。

　横浜市経済局市民経済労働部雇用労働課の中西さやかさんは「会場では今年新たに選定された3人の横浜マイスターも紹介する。多くの方にご来場いただき、『手仕事ならではのぬくもり、美しさ』を実感してもらえたら」と話している。

　開催時間は10時～16時。会場は横浜市技能文化会館、大通り公園（横浜市技能文化会館前）。入場無料。

　横浜マイスター事業は、卓越した技能を有する技能職者を横浜マイスターに選定し、称号を授与し、その活動を通して後継者の育成・確保、貴重な技能の継承及び技能職の社会的評価の向上を図ることを目的に実施している。現在は49人の技能職者が認定され、地域や学校などで後継者育成活動を行っている。