横浜新都市ビル(横浜市西区高島町2)9階の市民フロアセンタープラザで11月23日と24日、中高生を対象とした「かんきょう『組写』フォトコンテスト2014」の本選選考会と表彰式が開催される。
2枚以上の写真を組み合わせて1つの作品として展示する「組写」
「組写」とは、2枚以上の写真を組み合わせて1つの作品として表現すること。写真を組む作業をすることで、テーマについて深く考える姿勢を養うことに役立ててもらい、これからの環境施策の立案に、より良い効果をもたらしたいとの思いから発案された。
今年で4回目を迎える同コンテストの公募テーマは「『地球に気を配ろう』~Take Care of the Earth~」。地球にやさしく暮らすために、みんなが安心して生活できるように、地球規模から地域の活動まで、自由な解釈や発想の「組写」作品と写真にメッセージを添える「メッセージ」作品を神奈川県内の高校生と横浜市内の中学生から募集した。本選選考会では、応募作の中から選考した組写作品と、メッセージ作品を展示する。
展示期間中に会場に訪れた中高生や一般の人が参加者として投票することで各賞が決定する。投票後には講評と表彰式を開催する。選考会の講評は、昨年に引き続き、写真家の松木マリさんが担当する。
投票は、組写作品の2部門「高校生の視点部門」「大人の見方部門」と、メッセージ作品「高校生の視点部門」「大人の見方部門」「中学生の視点部門」の3部門で行われ、グランプリ、2位、3位には、表彰状と賞品が贈呈される。
また、23日は、女子美術大学の学生環境活動団体「ボイシャキ」による環境への意識改革をアートとデザインでアプローチする「革のブローチをつくるワークショップ」が行われる。24日は、スタンピングネイルアートの「クーセン」による何度もつかえるエコネイルアートの体験ブースが出展する。
主催する「かんきょうデザインプロジェクト」(中区山下町86)の武松昭男さんは「3年続けて応募してくれている高校生もいて、この取り組みに賛同してもらえていることを、とてもありがたいと感じている。写真を撮ることが手軽にできるようになった今、日常を切り取る写真撮影を楽しんで貰うと同時に、組写作品を作ることで環境について深く考えるきっかけになれば」と話している。
23日の審査・投票は11時~18時。24日の審査・投票は11時~15時、講評会・表彰式は15時半から。