横浜市環境創造局は、横浜の「地産地消ビジネス」に取り組もうとする事業者を応援する事業として新たに「地産地消ビジネス創出支援事業」を実施する。12月9日に説明会を開催する。
この事業は、横浜市が推進する「横浜みどりアップ計画」に基き、市内産の農畜産物を活用して、横浜の地産地消活動の促進に貢献するビジネスを展開しようとする、中小企業や特定非営利活動法人、新規創業者が対象。「育成プログラム」と「補助プログラム」による2段階のプログラムを用意して支援をおこなう。
「育成プログラム」は、事業者の成長と事業計画の強化を目的としたプログラム。持続可能な地産地消ビジネスの事業計画を募集する。応募された事業計画の中から10人を選考し、実現性の向上のための「育成講座」を開催する。全5回の講座で事業計画の現実性を高める。講座の最終回に審査会をおこない、受講生はプレゼンテーション形式で発表をする。
最終審査で選定された事業は「補助プログラム」の対象者になることができる。「補助プログラム」では、補助対象の事業計画に対し、初期費用の一部を補助する。事業開始後3年間、事業経過報告書を提出し、必要に応じて経営に対するアドバイスが受けられる。
横浜市環境創造局農業振興課長杉山茂久さんは「横浜市は、市民の身近な場所に農地があり消費者も多く、地産地消をビジネスとして活用できる下地がある。今回の支援事業は横浜の農に携わるビジネスの創業、新規参入を考えている事業者の方には絶好の機会。この事業から横浜の地産地消に貢献する、新たなビジネスが生まれることに期待している」と話す。
説明会は、12月9日18時30分~20時。場所は横浜市開港記念会館6号室。申し込み方法は、ウェブサイトから説明会参加申込書に必要事項を記入してFAXまたは、Eメール。当日直接の来場も受け付ける。問い合わせは横浜市環境創造局農業振興課(TEL 045-671-2638)まで。