政党や政治家のウェブサイト制作や政治イベント企画を手がけるワカゾウ(横浜市中区相生町3)は、12月14日の第47回衆議院総選挙投票日から2週間、加盟店でさまざまな割引や特典を受けられるサービス「センキョ割@2014 衆議員選挙」を開催する。
「センキョ割」は、若者の政治参加のきっかけ作りと地域活性化を同時に実現しようと、ワカゾウが2012年から始めた仕組み。投票後にもらえる投票証明書または投票所の看板の写真を撮って加盟店で提示することで、飲食やサービスの割引を受けることができる。これまでに2013年7月の参院選、8月の横浜市長選、10月の川崎市長選などに合わせて開催しており、観光で来日したドイツ人学生が企画に賛同したことから2014年5月にはドイツ、ルーマニアでも行われた。
当初はサービス目的での選挙参加に賛否両論の声もあったが、「センキョ割」参加後の若者からのヒアリングで「実際に投票する時には、候補者について知りたい気持ちになった」という意見が多かったことから、今では多くの企業や政治家が「センキョ割」の趣旨に賛同する意向を示しているという。
「センキョ割@2014 衆議員選挙」では、現在横浜市内を中心とした約30店舗が参加を予定。前回まで若者限定として20歳から35歳までとしていた年齢枠をなくし、全世代を通じて取り組める活動にする。
12月11日には、「センキョ割」サービス発起人で自身も議員立候補の経験もあるワカゾウの伊藤和徳さんが、市民メディア「はまっこストリーム」(21時~)に出演し、ネット選挙解禁後初めての衆議院選挙となる今回の選挙について、候補者のIT活用状況や、事前にチェックできるウェブサイトなどをわかりやすく解説する。
伊藤さんは「選挙とは勝ち負けがあるものですが、選挙をポジティブなものにするために、投票箱を閉じた後はセンキョ割で楽しめるという仕組みをつくりたい。街全体で選挙に参加する雰囲気づくりをすることで、若者たちが選挙に参加するきっかけになれば」と話す。
期間は12月14日20時~12月28日まで。現在、「センキョ割」に参加する店舗も募集している。参加店舗やサービス内容の詳細は「センキョ割」ホームページで。