横浜のアマチュア演奏家たちが「多くの人に親しんでもらえるクラシック音楽を奏でたい」と、市民交響楽団「ヨコハマベイフィルハーモニー」(YBPH)を結成、12月23日に初の定期演奏会を関内ホール大ホール(横浜市中区住吉町4)で開催する。
YBPHは、2013年に行われた横浜開港祭のイベント「横浜開港祭ザブラスクルーズ2013『第九』」に集まった10代から70代の約90人で構成されている。この開港祭イベントでは、みなとみらいホール大ホールの舞台に合唱の160人と合わせて250人が登壇し、迫力の演奏で観客を沸かせた。「この経験を今後も横浜で生かし、クラシックの良さを多くの人たちに伝えたい」と、同年8月にYBPHを結成した。
今回の演奏会は、楽団にとって初の定期演奏会。オーストリアの作曲家フランツ・シューベルトが1822年に作曲した未完の交響曲第7番「未完成」、ドイツの作曲家・ヨハネス・ブラームスの交響曲第1番を演奏する。指揮は松本宗利音(まつもと しゅうりひと)さん。
団長の池谷真澄さんは「クラシックを身近に感じてもらえるような活動を目指して結成された私たちヨコハマベイフィルハーモニーの最初の定期演奏会。年末の忙しい時期ですが、さまざまな個性、多世代のメンバーによる美しい音の世界をゆったり楽しんでいただければ」と話している。
開場は18時50分、開演は19時20分。当日券は1,500円。詳細はヨコハマベイフィルハーモニーのホームページで。