横浜港大さん橋国際客船ターミナルCIQプラザで1月15日、開港前から現在までの横浜の移り変わりを地図や空中写真で展示する「第47回地図展 横浜のまち みち みなと」が開幕した。
横浜市や市民団体によるブースにもさまざまな地図が展示されている
地図を通して国土や地域についての理解を深め、より地図に親しみを持ってもらおうと、1967年に東京で第1回を開催し、以降毎回会場を変えて開催してきた同展。今回はこれまで最大規模、横浜では1996年以来2度目の開催となる。主催は日本地図センターら7団体からなる地図展推進協議会。
会場では、江戸時代から現在までの時代ごとにさまざまな地図を紹介するほか、大地図や航空写真、海上保安庁提供の海図、横濱地図博覧会実行委員会による横浜の地図の謎解きパネル、5メートル四方の横浜中心部の大地図に思い出の場所やおすすめの場所などを書き込んで作る「ガリバーマップ」や「3D地図」などを展示している。
「目からウロコ 横濱絵地図の裏話!」や「新旧地図でたどる横浜の鉄道」「海、空、陸の地図から見る横浜」などをテーマに、地図や街歩きの専門家らを招いたセミナー・講演が連日行われるほか、週末には「地図でたどる横浜ミステリーツアー」や、横浜で水辺と親しむ活動を行っている「水辺荘」のワークショップなども行われる。
地図展推進協議会会長の島方洸一さんは「地図を使って、日本をめぐる周辺の状況や災害に関わる情報など文字情報以外の情報を得ることで、視野が広がると考えている。今まで出せなかった大きな展示物も展示しているので、地図を通して横浜の新たな魅力も知っていただきたい」と話している。
開催時間は入場料は無料。22日まで。