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関内でオンデザインの西田司さん迎え公開トーク「建築を、ひらく」-泰生ポーチの紹介も

「建築を、ひらく」(オンデザイン著、学芸出版社)

「建築を、ひらく」(オンデザイン著、学芸出版社)

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 関内・桜通り沿いのシェアスペース「さくらWORKS<関内>」(横浜市中区相生町3)で2月2日、「建築を、ひらく」(オンデザイン著、学芸出版社)を刊行した、建築設計事務所「オンデザイン」(中区弁天通6)代表の西田司(おさむ)さんを招いた公開トークが行われる。

さくらWORKS<関内>正面の「泰正ポーチ」は3月にオープン予定

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 本の著者や編集者などを招く「ラボ図書環オーサートーク」(主催:NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ)の一環。20回目を迎える今回は、共用広場付き住宅「ヨコハマアパートメント」(西区西戸部町)、都市と農家をつなぐ「六本木農園」、宮城県石巻市のまちづくりプラットフォーム「ISHINOMAKI 2.0」など、西田さんがこれまで手掛けてきたプロジェクトの軌跡をたどるとともに、この3月に関内桜通りにオープン予定のクリエーター拠点「泰生ポーチ」についても紹介する。

 「オンデザイン」は、住居・店舗にとどまらず、人が集まり、暮らす居場所づくりの延長線にある「まちづくり」まで手がけてきた。「パートナー制」と呼ばれる共同設計の仕組みを通して、建築分野におけるコミュニケーションの可能性を探る実践をしている。そのプロセスは、建築やデザイン業界の慣習であったトップダウン的な手法から離れ、オープンでフラットな対話型手法を取り入れているのが特徴だ。

 当日は、同社の思想や活動、建築家だからこそつくることができる「パブリック」の新しいかたちについて話をする。後半は「泰生ポーチ」プロジェクトに参画したデザイン会社「NOGAN」(中区弁天通6)の茂木隆宏さんと、同ビルのオーナー会社で「泰生ポーチ」を運営する「泰有社」(南区弘明寺町259)の伊藤康文さんも参加し、12団体が利用できる同ビルのコミュニケーションコンセプトや、関内エリアのまちづくりについてディスカッションする。

 西田さんは「建築が、これから社会や暮らしのどんなところで役立つのかという関心を持つ人に参加してほしい。泰生ポーチは、関内のヘソになる位置にある。ここが入口となり、入居した方々が横浜をつくる取り組みに参加できる場所になると良いと思う」と話す。

 会場となる「さくらWORKS<関内>」は、泰有社所有の「泰生ビル」(1970年築)事務所物件をリノベーションしたシェアスペースで、現在65団体が入居する。業務用キッチンを備えた多目的スペースでは、講座やワークショップなどのイベントが行われている。

 開催時間は18時30分~21時。参加費は1,000円(ワンドリンク付、学生500円)。

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