パシフィコ横浜(横浜市西区みなとみらい1)で2月12日、カメラと写真映像の総合展示会「CP+(シーピープラス)2015」が開幕した。
CP+は、前身である「日本カメラショー」から数えて50年以上の歴史を持ち、現在ではドイツの「photokina」、アメリカの「PMA@CES」と並び、世界3大ショーのひとつに数えられている。今年は131の企業や団体がカメラやレンズ、フォトプリンター、画像処理ソフトなどの写真映像関連商品や最新技術を紹介。「FOCUS! フレームの向こうにある感動」をテーマに、トークショーやセミナー、製品・写真展示、フリーマーケットなど多彩なイベントが行われる。動員目標は4日間で7万人。主催はカメラ映像機器工業会(東京都港区)。
プログラムは、フランス・パリで毎年行われる写真映像イベント「Salon de la Photo(サロン・ドゥ・ラ・フォト)」が主催する写真コンテスト「LES ZOOMS(レ・ズーム)」受賞作品の特別展示、マグナム・フォトとのコラボによるバレンタイン特別フォトスタジオ(14日・15日各日先着100組、スイーツプレゼントも予定)、実験的フォトライブイベント「PHOTO LOUNGE 特別編」(14日)、NHKが中心になって開発を進める8Kスーパーハイビジョンの特別展示、持参した写真データを鮮明に見ることができる4Kシアターなど。カメラ初心者から専門家まで楽しめる内容になっている。
横浜市が推進する、写真文化の楽しさを街全体でアピールする写真文化イベント「フォト・ヨコハマ」とも連携し、「高円宮妃殿下写真展」を開催中の三渓園(中区本牧三之谷)とパシフィコ横浜を結ぶシャトルバスの運行やCP+来場者への特別割引なども行う。
また、「レ・ズーム」と連携し国内の写真・カメラ専門誌編集長が審査する日仏交流フォトアワード「The Editors’ Photo Award ZOOMS JAPAN 2016」を新たに創設。受賞者には来年の「CP+ 2016」と「Salon de la Photo」での特別展示スペースと準備金が贈られる。応募受付は4月から。
会場はパシフィコ横浜展示ホール、アネックスホール、会議センター。開催時間は10時~18時(初日は12時から、最終日は17時まで)。チケットは当日一般1,500円(WEB事前登録で入場無料)。2月15日まで。