暮らす・働く

女性社員チームが社外と協働し、多様な暮らし支える住まいを提案ーリストが公開プレゼン会

リストの女性社員、協力企業の女性社員に加え、昭和女子大の学生らでつくるチームは、プレゼン前の打ち合わせで熱心に改善点をチェック。

リストの女性社員、協力企業の女性社員に加え、昭和女子大の学生らでつくるチームは、プレゼン前の打ち合わせで熱心に改善点をチェック。

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 総合不動産会社のリスト(横浜市尾上町4)の女性社員たちが、社外の企業や学生らの女性とともに、新たな暮らし方・住まいを提案するプロジェクト「MIRAI 図(みらいず) 女性の視点から見たこれからの暮らし~多様化するライフスタイルを、もっと楽しく!!~」の公開プレゼンテーションが2月20日、関内新井ホール(中区尾上町1)で行われる。

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 「MIRAI 図」プロジェクトは「女性の視点から見たこれからの暮らし」をテーマに、女性社員の活躍の舞台を整備し、より能力を発揮してもらうことで、社会の複雑化に対応できる多様なアイデアあふれる創造的な人材が育つ企業風土を作ろうと、2014年4月に本格的に始まった。

 同社の全社員数は302人で、そのうち74人が女性社員。入社時は男女にほとんど能力差がなく優秀な女性も多い同社だが、「年数が経つと、なぜかおとなしくなってしまう傾向がある。社内環境が原因では?」という疑問から、女性がのびのびと力を発揮できるこのプロジェクトが立ち上がったという。女性社員のうち、同プロジェクトには経理、マーケティングなど営業部門以外の女性を中心に、11人が参加した。

 このほかに、協力企業の5社からそれぞれ1人ずつが参加。A&A(広告業)、東急グリーンシステム(造園業)、東京ガス(ガスの製造・供給および販売)、ニフティ(ISP事業、Webサービス事業)、LIXIL(建材・設備機器の製造および販売)と、バラエティーに富んだ職種のメンバーがそろった。

 さらに、昭和女子大学(東京都)の大学生有志が11人参加。計26人の女性たちが3つのユニットに分かれて、これからの時代を生きる女性たちが、ライフスタイルにかかわらず、快適に過ごせる家・まちづくりの提案を練り上げた。

 公開プレゼンで発表するのは「Tuesday」「Rakurasu」「スマイルマミー」の3チーム。それぞれ「愛着の持てる戸建て住宅づくり」「忙しい共働き世帯が楽に暮らせる家・まちづくり」「子育てと仕事を両立するワーキングマザーのためのマンション」などについて提案する。

 プロジェクトは今回の最終プレゼンテーションをもっていったん終了するが、事業化を視野に入れたブラッシュアップは続いていくという。

 このプロジェクトのプロデューサーでもある同社の相澤毅さんは「本業のほかに、オンラインでの社外メンバーとの議論やリアルな打ち合わせなど、女性社員たちは忙しい中で懸命に頑張った。会社にとってもダイバーシティーを推進する大きな価値があった」と話している。

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