無料開放されている横浜市立野毛山動物園(横浜市西区老松町63)で、3月1日から「第10回 動物たちのSOS展」が開催される。
同展では、地球上に生息し絶滅の危機に追い込まれている野生動物たちと人間のライフスタイルについて考えるさまざまなイベントを外部団体と協働で実施する。期間中は野生動物の現状を写真やイラストで紹介するパネルを設置するほか、横浜メダカや生物多様性などをテーマにしたブース展示を行う。
ブース展示は、展示やワークショップを通じて横浜メダカを紹介する「横浜メダカを知ろう!」(3月7日・8日)、パネル展示で生物多様性について紹介する「生き物のつながりを知ろう!」(3月14日・15日)、希少鳥類保護の取組みを紹介する「希少鳥類の現在を知ろう!」(3月21日・22日)、税関で押収された密輸品の展示「STOP密輸!」(3月21日・22日)。
協力団体は、横浜税関、横浜市環境創造局 、横浜メダカの会、横浜市繁殖センター、WWF トラフィックイーストアジアジャパン、野毛山動物園ボランティア「ZOOのげやま探検隊」。
そのほか、紙芝居「トラちゃんの里帰り」、ニホンツキノワグマ ガイド、紙芝居「カメのホウちゃんSOS」といった、同園の教育普及ボランティア「ZOOのげやま探検隊」による紙芝居とガイド(3月中の毎週土曜)も行う。
野毛山動物園の今村友維子さんは「『野生動物たちのSOSを届けたい』という思いから始まったイベントも今回で10回目を迎える。ぜひご参加いただき、動物たちを救う為にできることを考えてもらえたらうれしい」と話している。
開園時間は9時30分~16時30分(入園は16時まで)。月曜休園(祝日の場合はその翌日)。入園料は無料。同展は3月31日まで。野毛山動物園は、ソメイヨシノを中心に約250本のサクラがあり、桜の名所としても知られている。