シェアオフィス「さくらWORKS<関内>」(横浜市中区相生町3)で3月6日、スペイン・バルセロナ発のクラウドファンディングサイト「Goteo(ゴテオ)」を運営するエンリック・ セナブレさんを招いたトークイベントが行われる。
スペイン語で「しずく」という意味をもつ「GOTEO」は、システム自体をオープンソース化しているクラウドファンディングサイトで、透明性・参加・地域への貢献などの思想を重視し「オープン」の価値を感じるように設計されている。
テーマは「地域における『温かいお金』の循環のあり方を考えよう~『100%OPEN』を掲げる海外のクラウドファンディングサイト事例から」で、聞き手に国際大学GLOCOM准教授の渡辺智暁さん(オープン・ナレッジ・ファウンデーション・ジャパン副理事長)を迎え、ヨーロッパのクラウドファンディング事情やオープンイノベーションを創発する「Goteo」のコンセプトやプロジェクトの事例について話を聞く。
エンリックさんは、市民のためのクラウドファンディング「Goteo.org」の共同創設者。アビエルタ・デ・カタルーニャ大学の教授として、情報知識社会やデジタル文化の歴史について教えているほか、バルセロナでは「Open Knowledge Foundation」のメンバーとしてオープンデータとオープンガバメントの推進に努めている。
クラウドファンディングとは、群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語。個人や企業が企画を実行するために必要な資金を、一定期間内にインターネットを活用して不特定多数の人々から小口で集める手法。
イベントを企画した宮島真希子さんは「地域課題解決に関心ある人たちとともに、オープンな知識の共有・公共に対するリターンを明確に掲げているGoteoの実践から得られる『価値』について考えたい」と話している。
主催は横浜に特化したクラウドファンディングサイト「LOCAL GOOD YOKOHAMA(ローカルグッド ヨコハマ)」を運営するNPO法人「横浜コミュニティデザイン・ラボ」(中区相生町3)。参加費は1,000円(学生500円、ドリンク付)。