山下公園前面水域で5月24日、手こぎボートでスピードを競う「第32回横浜港カッターレース」が開催される。
同大会は、市民に海や港に親しみを感じてもらい、港ににぎわいを創出しようと、横浜港に関係する海事関係諸団体が協力して運営。航海訓練所の帆船「日本丸」が横浜に保存展示されることを記念し、1985年に第1回目が開催された。
カッターは通常大型客船や貨物船などに積まれる救命ボートが原型。一般的な船が船首と船尾が同型であるのに対し、カッターは船尾を切り落とした「カットした」形状になっている。
レースは、8人1チームで大型帆船や貨物船に積まれる救命ボートの「6メートル型カッター」を使用し、往復360メートルの4コースを一般レース、シニアレース、女子レース、小学生特別レースに分かれてタイムを競う。
今年は、一般レースに160チーム、シニアレースに16チーム、女子レースに32チーム、小学生特別レースに3チームが参加予定。参加チームには、市内企業チームや大学OBチームなど多彩なメンバーがエントリーしている。
レースのスタートは9時(開会式=8時30分、閉会式=17時15分から)。観覧無料。雨天実施、荒天中止。