象の鼻テラス(横浜市中区海岸通1)で6月2日から、マルシェやピクニック、近隣のガイドツアーなどさまざまなイベントを行う「エンジョイ!ゾウノハナ 2015」が開催されている。
2009年の6月2日に開館した同館。今年は「エンジョイ!ゾウノハナ 2015」を皮切りに、年間を通じてアートツーリズムを楽しめる多彩なプログラムを実施する。
7日には、日曜マルシェ「ZOU-SUN-MARCHE(ぞうさんマルシェ)」がスタート。初回拡大版として、 「コッペパンまつり」と題し、TOAST neighborhood bakery(中区本郷町)が今回のためにつくるオリジナルコッペパン限定100本や、彦坂木版工房による「コッペパンTシャツ」(3,240円)の特別販売を行う。そのほか、えんちゃん農場(旭区)、鯖寅果実酒商店(中区石川町)、旅するコンフィチュール、フランス料理惣菜のル・トレトゥール オグロ(中区豆口台)などが出店する。
また、期間中毎週末には、アーティストの鈴木康広さんによる巨大な象の鼻のインスタレーション「未知への鼻」や、象の形をしたオリジナルテントを設置。アーティスト・曽谷朝絵さんによるピクニックシートの無料貸し出しも行う。6月7日・6月28日には、アコースティックフリーライブやハンドドリップコーヒーと読書が楽しめる「海辺の図書館」も実施する。
6月10日は、近隣に勤務する多くの人が弁当を広げる象の鼻テラスで、毎月10日を「おべんとうの日」としてさまざまなイベントを行う「ZOU-NO-HANA BENTO PROJECT」を実施。「食とものづくりスタジオ FERMENT」(藤沢市)とコラボレーションし、来場者と共に梅干し作りを行う。天日干しして完成した梅干しは、参加者に8月10日の「おべんとうの日」にプレゼントする。
6月28日には、旅をテーマに映画のある一日を過ごす「ZOU-NO-HANA CINEMA vol.1」で、クルーズやルーマニアを舞台にした短編集「kino」(佐藤雅彦監督)の上映も行われる。
象の鼻テラスの橋爪亜衣子さんは「7日のぞうさんマルシェは拡大版で、参加店舗も増える。象の鼻テラスの架空の旅行代理店『ETB(エレファント・トラベル・ビューロー)』もスタートし、観光コンテンツも充実させていく。ETBは常設、マルシェは7月以降も毎週日曜に行うので、ここに来れば面白いものが見つかると思ってもらえるよう企画している」と話している。
「エンジョイ!ゾウノハナ 2015」は6月28日まで。各イベントの詳細はホームページから。