横浜港大さん橋国際客船ターミナル(横浜市中区海岸通1)で9月24日、客船「ぱしふぃっくびいなす」のクルーズセミナーと船内見学会が行われる。
横浜市によるクルーズの普及を目的とした企画。今回は一般社団法人「日本外航客船協会(JOPA)」との共催により、日本船の中では2番目に大きい客船「ぱしふぃっくびいなす」を通してクルーズの魅力を伝える。
「ぱしふぃっくびいなす」は1998年4月就航。26,594総トン、全長183.4メートル、全幅25メートル。乗客定員は620人。運航会社は日本クルーズ客船。自然をモチーフにしたパブリックスペースをもつ落ち着いた雰囲気の客船で、ヨーロッパの町を思わせる石畳をモチーフにしたメーンホール「テアトロ ピアッツァ」、日本船ならではのゆとりある和室、夜空の星を演出したオブザベーションラウンジ「グランシャリオ」などを備える。
当日は、平藤実さん(阪急交通社東日本営業本部メディア営業二部海外営業三課長)を講師に迎えたクルーズセミナー「クルーズ旅行の楽しさ」(仮題)に加え、横浜市のクルーズ振興事業の紹介や、船内見学を実施する。同客船は「横浜・名古屋ワンナイトクルーズ」の一環で、9月23日15時に大船渡から横浜港に入港し、翌24日17時に名古屋に向けて出港予定。
会場は大さん橋国際客船ターミナル停泊中の「ぱしふぃっくびいなす」内。開催時間は10時~12時30分(予定)。対象者は横浜市内在住者(乳幼児や車椅子利用者を除き、付添いが不要で見学ができる人)。募集人数は120人(応募者多数の場合は抽選)。応募方法は往復はがき。募集締切は8月17日。
横浜市港湾局賑わい振興課の江成政義さんは「『ぱしふぃっくびいなす』はフレンドシップをコンセプトとする大変人気が高い客船。このイベントを通じて、市民の皆様によりクルーズや港を身近に感じていただけたら幸い」と話している。