関内のシェアスペース「さくらWORKS<関内>」(横浜市中区相生町3)で11月9日、アムステルダムの「夜の市長」ミリク・ミラン(Mirik Milan)さんを招いたトークセッションが行われる。
オランダの首都・アムステルダムでは、2002年から公式の市長とは別に 、夜の市政をつかさどるアムステルダム市長公認の「夜の市長(ナイトメイヤー Night Mayor)」という制度があり、街のナイトカルチャーやクラブシーンに関する施策やルールを検討して、市に対してアドバイスをする活動を行っている。
ゲストのミランさんは、2012年に投票で選ばれた4代目の「夜の市長」。今回、アムステルダム市長による日本へのプロモーションツアーにあわせて来日し、京都と東京でもクリエイティブにより成長を続けるアムステルダムでの取り組みを紹介している。
ミランさんは、「今回、夜の文化や産業、『夜の市長』の仕組みが地域づくりにもたらす可能性について、横浜の方々と直接対話することを楽しみにしている。横浜とアムステルダムの2都市のつながりができたら。トークの後の横浜ベイエリアのナイトカルチャーのスポットめぐりも楽しみ」とコメントしている。
トークセッションをコーディネートした創造産業に詳しい岡田智博さんは「シビックプライド事業『I AMSTERDAM』の流れの中で生まれたのが『夜の市長』。アムステルダムには、今大きく変わろうとしている横浜の未来に役立つ経験がある。夜の市長からは、横浜のナイトシーンを考える上で、文化と生活より新たな営みと楽しみをつくりだすボトムアップの活動について、たくさんのことが得られると思う」と話す。
イベントの主催は、NPO法人「横浜コミュニティデザイン・ラボ」(横浜市中区相生町3)。開催時間は20時~22時。参加費は当日1,200円(ワンドリンク付、事前予約割引きあり)。