神奈川区三ツ沢下町の住宅街に10月、地元の絵本作家・保科琢音さんがプロデュースするコミュニティースペース「おかげさま亭」(横浜市神奈川区三ツ沢下町32)がオープンした。
NPO法人「横浜ひと・まち・くらし研究会」が運営する同スペースでは、保科さんが自作の絵本や紙芝居を披露する「読絵ん会」や、神奈川区で子育て中の母親のさまざまな活動を支援する「地区わJob」による整体・アロマ・ソーイングなどの各種体験教室を開催。毎週水曜10時~15時に子育て広場として開放している。
約42平方メートルの部屋はもともとデイサービス施設で、バリアフリー。小中学校が近くにあることから、今後は15時以降に学生の居場所としてプログラミングや科学実験教室などの開催も考えているという。
12月19日には、保科さんが落語家「絵書家筆之輔」としてひとり落語会を開催。開催時間は13時30分~14時30分(30分前開場)、参加費は500円(中学生以下無料)。来年4月からは落語教室「らくご寺子屋」の開校も予定している。
横浜ひと・まち・くらし研究会の辰巳隆昭さんは「この辺りは駅から遠く、バスを乗り継いで行かないとこうした交流の場がなかった。世代の垣根なく、地域の方に発表の場として利用してもらいたい」と話している。
子育て広場の利用料は一家族200円。1月~3月は、毎週火曜10時30分~14時にも開放し、アルバム作り教室を開催する。参加費は1,000円、定員は午前・午後の各回5人。