横浜市西区で2月20日、区内のおすすめスポットをゲーム感覚で巡る開発中のスマートフォンアプリ「西区まち歩きアプリ」の体験会が開催される。
同アプリの開発は、オープンデータ(=行政の所有する情報を市民や民間企業が再利用しやすい形で公開する取り組み)の利活用に関し横浜市と岩崎学園情報科学専門学校が協定を結んだことがきっかけでスタート。西区が区内の観光スポット情報をオープンデータとして提供し、同校の学生たちと連携して開発を行ってきた。今回の体験会では3種類の試作品を用意し、参加者の声を反映してアプリの完成度を高めていく。
当日は、13時に岩崎学園情報科学専門学校(横浜市神奈川区鶴屋町2)に集合し、アプリについての説明を30分ほど受けた後、グループに分かれてアプリを使いながら横浜駅周辺を約1時間歩く。その後は再び同校に集合して意見交換会を開き、アプリについての感想や意見を集める。
岩崎学園情報科学専門学校の武藤幸一さんは「開発に参加した学生たちは、利用者を意識することで責任感が芽生え、授業もこれまで以上に熱心に聞くようになった。当校では西区のほか、養護学校との連携や、校外のプログラム開発コンテストへの参加などのプロジェクトに学生を参加させている。学生たちには顧客の困りごとに対し進んで解決策を提案できる人材に育ってほしい」と話している。
西区役所区政推進課企画調整係の浅野目悦子さんは「学生は、区内の魅力資源をいかに楽しく巡るかを考えてくれた。体験できるアプリは、若者らしいユニークな発想のもとに作られたものばかり。いつもと違うまち歩きを楽しんでほしい」と話す。
体験会は先着20組。参加無料。申し込み・詳細は西区ホームページで。