横浜市内で第27回JIA神奈川建築WEEK「横濱建築祭2016」が開催されている。
普段目に触れることの少ない建築家の活動を広く知ってもらおうと、展示やトークイベント、まち歩きなどさまざまな企画を実施する。主催は日本建築家協会関東甲信越支部神奈川地域会(JIA神奈川)。
メーン会場の馬車道駅コンコース(横浜市中区本町5)では、開かれた公共空間の中で、住宅や公共施設などの模型や写真を紹介する「建築家のしごと展」、関内外の港町文化を形成した近代建築と神奈川県内の築50年を経過した建築などを紹介する「神奈川近代建築展」、戦災復興として建設された防火帯建築と復興橋梁を紹介する「震災復興・戦災復興の歴史、復興橋梁・防火帯建築展」を開催。
27日15時から馬車道駅構内で、「賃貸のたのしい可能性 欲しい未来が賃貸の新たな地平を切り開く」と題した公開円卓会議が行われる。「青豆ハウス」「ロイヤル・アネックス」など、賃貸住宅での新しい暮らし方の実践で知られるメゾン青樹の青木純さんと、「泰生ポーチ」「さくらWORKS<関内>」など、関内エリアで新しいタイプの賃貸オフィスを展開する泰有社の伊藤康文さんが、賃貸の可能性について話す。
また、「卒業設計コンクール」として、神奈川県内の大学の卒業設計の優秀案を展示し、28日に公開審査を行う。
駅コンコースには、全国から「一番小さな交流のかたち・茶室」をテーマに募集したデザイン茶室の中から、優秀案3作品を実際に建設し展示と公開審査を行う。
その他のプログラムの詳細は「JIA神奈川地域会」ホームページで。開催は2月28日まで。観覧無料。