中区曙町に2月24日、今年で創業26年目となる家系ラーメンの人気店「寿々喜家(※)」の2号店(横浜市中区曙町3、TEL045-263-3618)がオープン。初日から行列ができ、人気の程を見せている。
保土ケ谷区上星川に本店を構える同店は、長い間同所のみで営業を続けてきた。店主の鈴木誠二郎さんは「20年以上毎日スープのことを考え続け、やっと安定した味が出せるようになりゆとりができた。ならば、上星川店のように駐車場を確保しなくて済む繁華街で営業するのもいいと思った」と話す。開店以来厨房に張り付いてスープのチェックを続け、当初から味をずいぶん修正したという。
1日に使う豚骨は、生の「ゲンコツ(大腿骨)」と「背ガラ(脊髄)」を合わせて100キログラム以上。家系のスープは「作りながら出していく」ため、客の回転具合を見ながら微調整しなければならないという。食べやすくスープをよく絡め取るやや短めの太麺は、家系の正統とされる酒井製麺(東京都大田区)のもの。トッピングにはチャーシュー、ホウレンソウ、ネギ、大判ののり3枚が添えられる。
メニューはシンプルにラーメン(並700円、中盛800円、大盛900円)のみで、そのほかチャーシュー(200円)、のり増、味玉、ライス小(各100円)、ビール(350円)を用意。薬味はコショウ、豆板醤、おろしニンニク、おろしショウガ。席数は12席で、店舗面積は約33平方メートル。
同店並びにある「地獄ラーメン 田中屋」をはじめ、近隣は人気ラーメン店が数多く営業する激戦区だが、鈴木さんは「今までやってきた味を提供していけば、必ず満足してもらえる」と自信をのぞかせる。
営業時間は11時~21時(当分の間16時~17時は中休み)。水曜定休。
※店名の「喜」は、正式には「七」が3つ。