「ダイバーシティ(多様性)」をキーワードに活動する一般社団法人ヨコハマプロジェクトは4月23日、山下公園でダウン症のある子どもと家族とともに歩くイベント「チャリティーウォーク in ヨコハマ」を開催する。
イベントは昨年初開催で、約600人が集まった。ダウン症のある人とその家族が約半数、その他が約半数だった。今年は1,000人の参加を目指している。当日は、山下公園の約1キロのコースを一緒に歩く。
会場内では、慶応義塾大学ジャグリングサークル「I-Wing」、知的障がいのある青少年らによる和太鼓グループ「あらじん」、障がいのあるセラピストが活躍するハンドケア「大倉山スイミー」のほか、NPO法人「ドリームエナジープロジェクト」(藤沢市)、横浜市立東高校のチアダンス、日本アニマルセラピー協会などの団体が参加する。
ヨコハマプロジェクトは、ダウン症のある人たちを知るイベント開催をきっかけに2014年に任意団体として発足し、2015年秋に一般社団法人となった「多様性」をコンセプトに活動する団体。
同団体は、今回のイベント開催にあたり、記念Tシャツ「つながるTシャツ」、手旗、お手玉、ポンポンなどのイベントグッズづくりを社会福祉施設に依頼した。現在、インターネットで資金提供を呼びかける地域型クラウドファンディングサイト「LOCAL GOOD YOKOHAMA(ローカルグッド ヨコハマ)」を使い、必要な費用を集めている。
ヨコハマプロジェクト代表の近藤寛子さんは「障がいのある人もない人も互いを認め合い、ともに力を発揮できる社会づくりへの貢献をめざし活動している。クラウドファンディングでは、今回、得られた経験を『福祉作業所へのお仕事発注マニュアル』にまとめ公開する予定。ぜひ、一緒に歩いて欲しい」と話している。
開催時間は12時~15時。参加費は無料。