CIAL桜木町(横浜市中区桜木町1)で7月15日と16日の2日間、LINEで心理状態を診断し、自分に足りない栄養素を含んだ惣菜を選んで詰める弁当「デリ・サプリ」が販売されている。
「デリ・サプリ(DELICIOUS SUPPLEMENT)」は、健康のために錠剤型のサプリメントを飲むのではなく、 身近にある食材を組み合わせておいしく栄養を摂ってもらおうと、慶應義塾大学小川克彦研究室と横浜ステーシヨンビル(西区南幸1)、JR東日本研究開発センターフロンティアサービス研究所(埼玉県さいたま市)が産学共同で開発を進めてきた診断・処方型弁当。
LINE@のキーワード応答システムを応用し、臨床心理士と共に開発した画像を用いた質問で心理状態を診断、4種類に分類。必要な効能(集中力、自信、やさしさ、さわやか)ごとに最適な栄養素を惣菜で処方する。
惣菜はCIAL桜木町内の9店舗から87品を用意。Soup Stock Tokyo、重慶飯店GIFT&DELI 、崎陽軒、sen鮮ぐるめ亭、ステーションデリ、日本一、とんかつ 新宿さぼてん、ポチャ、横浜水信のメインからフルーツまで4品をカプセル型の弁当箱に詰める。
慶應義塾大学小川克彦研究室は「当初はパッケージデザイン、お弁当袋など、『買い方』の議論が中心だったが、新しい食サービスはどんな価値を提供できるのかを議論していくうちに、食事本来の価値を考える必要性を感じるようになった。今回のテスト販売でサービスの受容性と改善点を調査し、全国の駅ビルへの本サービス導入へつなげていきたい」と話している。
価格は800円~1,000円。販売時間は10時~21時。