横浜人形の家(横浜市中区山下町18)で、企画展「ミニチュア ドールハウス展」が開催されている。
アンティークから現代まで、同館が所蔵する日本、イギリス、ドイツ、アメリカなど国内外のドールハウス20セットを紹介する同展。同館最古の所蔵品となる1700年代前半のイギリスの「ウッドゥンドール」をはじめ、江戸情緒あふれる日本昭和初期の趣味玩具、ヨーロッパのアンティークなど、建物全体のミニチュアからひと部屋をミニチュアにしたものまで、さまざまなドールハウスを展示する。
展示作品は、台所のミニチュア「水屋道具」(日本)、高さ160センチの3階建て大型ドールハウス(19世紀後半推定)、アメリカの「ドリームハウス」(20世紀後半)、人形がセットになり実際に遊んでいた様子が伝わるドイツの「帽子屋」(年代不明)など。
会場ではドールハウスの起源や日本における歴史をパネルで解説するほか、来館者がミニチュアの家具などを自由に手に取り配置できる体験コーナーも用意する。
同館の山田浩司さんは「ドールハウスの中に配された小物を探すクイズ形式のキャプション『探してみよう』が来館者の間で人気を集めている。アンティークから現代まで、ちいさな世界にぎゅっとつまった夢やあこがれをそっとのぞきに来ていただけたら」と話す。
会場は横浜人形の家2階・多目的室。開館時間は9時30分~17時(最終入場16時30分)、8月の土・日曜/祝日の開館は18時まで(最終入場17時30分)。入館料はおとな(高校生以上)200円、こども(小・中学生)100円(常設展の入館料は別途)。月曜休館。8月31日まで。