日本大通り(横浜市中区日本大通)で11月23日、プロのウエーターが正装でグラスやボトルを載せたトレーを持ち、速さと優雅さを競う「ウエイターズレースジャパン2016」が開催される。
ウエイターズレースは、1930年代にパリでウエーターの仕事の認識を改善することを目的にスタート。現在世界60カ国以上で開催されており、横浜では2011年から、国内唯一の公式大会として毎年開催している。
主催は日本ウエイターズレース協会と日本大通り活性化委員会。1984年にパリで行われた「第50回ウエィターズレースパリ大会」の出場経験を持つ、横浜中華街「招福門」代表取締役の梶恒翁さんが協会会長を務める。
会場は、日本大通りの道路を車両通行止めにして実施。片道150メートルを往復する計300メートルを走る。団体戦は1チーム5人の計1,500メートルで、1人以上の女性選手の参加が条件。参加選手は、各店舗で着用している正装もしくは白いシャツと黒いズボンを着用し、直径30センチメートルのトレーの上にボトル1本とグラス3個を載せ、タイムトライアル形式でスピードを競う。
今年は昨年度優勝した「横浜ベイホテル東急」を筆頭に団体17チームと、56人のウエーターが個人戦に出場する。
日本ウエイターズレース協会事務局担当者は「今年で6回目を迎えるウエイターズレースは、これまでの開催中でもっとも参加選手が多く開催前から参加選手の熱を感じられる大会となっている。横浜の秋の風物詩をお見逃しなく」と話している。
開催時間は11時~16時。観覧無料。