YCC ヨコハマ創造都市センター(横浜市中区本町6)で現在、ロンドンを拠点に国際的に活躍するサウンド・アーティスト、スズキユウリさんの作品展が開催されている。
AR技術を使って音を奏でるアプリ「AR Music Kit」を使った作品
スズキさんは、1980年東京生まれ。アートユニット「明和電機」と共に活動後、ロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アートに入学し、現在は同カレッジのインフォメーション・エクスペリエンス学部で講師を務める。音とテクノロジーをテーマにした作品を発表し続け、テート・ギャラリー・ロンドン(イギリス)、ムダム・ルクセンブルグ(ルクセンブルク)、ナム・ジュン・パイク・アートセンター(韓国)などで作品が展示されている。
今回の展示は、横浜市の音の祭典「横浜音祭り」の一環として実施。吹き込まれた声を元にユニークな音を生み出す「ガーデン・オブ・ルッソロ」、スマホを用いたAR技術で音を奏でるAndroidアプリ「AR Music Kit」を使った2作品、伝導性のある素材を楽器に変えることのできるシンセサイザー「OTOTO」実際に触って音を変えたり、演奏したりすることができる。
YCC館長の長田哲征さんは「いずれも単に鑑賞するという作品でなく、来場者が作品に触り、自身でさまざまな音を奏でることのできる作品。子どもから大人まで、楽しめる内容だと思うので、気軽にお越しいただければ」と話している。
会場はYCC ヨコハマ創造都市センター1階ギャラリー。展示は27日まで、開催時間は11時~20時(最終日は18時まで)。入場無料。