みなとみらい線元町・中華街駅近くで12月16日~18日の3日間、「海に浮かぶ映画館」が開催される。
波に揺られる船の中で開催される同イベントは、2013年にスタートし、今年で4回目。上映機会の少ない若い制作者の作品や過去の名作に触れ、作り手と交流できる場を提供しようと企画された。会場の住所は非公開で、参加者は元町・中華街駅に集合し、スタッフとともに上映場所へと向かう。
上映ラインナップは、横浜の吉田町とも交流の深い高野徹監督最新作「二十代の夏」、海に浮かぶ映画館代表の深田隆之さんが横浜・麦田町で制作した「あの場所から見える。」、東日本大震災の証言を集めたドキュメンタリー「なみのおと」(酒井耕監督・濱口竜介監督)、神を探して地球にたどり着いた"モコモコ星人”を描く「ジョギング渡り鳥」(鈴木卓爾監督)、ニシン漁を題材にした記録映画「流網船」(ジョン・グリアスン監督)、など全8作品、5プログラム。各プログラム上映後には、監督らを招いたアフタートークが行われる。
深田さんは「『なみのおと』を海の上で観るということは、映画体験としての実験的な試み。また、若手監督作品から今年も16mm作品まで新しい映画の萌芽をいくつも観ることの出来るプログラムになっている」と話す。
料金は1プログラム1,800円(18日11時の回のみ1,500円)。上映スケジュールなど詳細・申込みは同イベントホームページから。