横浜駅東口そごう前ひろば「新都市プラザ催事スペース」で2月28日、「ピンクシャツデー2018 in 神奈川~いじめストップ!ワールドアクション」が開催される。
ピンクシャツデーは、ピンクのシャツを着ることで「いじめ反対」のメッセージを送るキャンペーン。運動は2007年にカナダで始まり、バンクーバーがあるブリティッシュ・コロンビア州知事が2月の最終水曜日を「ピンクシャツデー」と宣言したことなどから、現在は70カ国以上で活動が行われている。
主催するのは、ピンクシャツデー2018 in 神奈川推進委員会(特別顧問=黒岩祐治神奈川県知事・林文子横浜市長、推進委員長=山崎美貴子神奈川県立保健福祉大学前学長)。同キャンペーンを通して、人々の中にある「偏見や差別」と向き合い、多様性を認め合う姿勢を積極的に発信していくという。
会場では、アコースティックデュオ「N.U.」 によるコンサート、声優によるミニ朗読劇「ハッピーバースデー」、横浜市立領家中学校吹奏楽部による演奏、いじめ自死した中学生からのメッセージの紹介、ピンクシャツデーに関する写真やパネル展示などが行われる。
いじめは、学校に認知された件数だけで23万件(2017年内閣府子ども・若者白書)で、気づかれなかったり、見過ごされるなどで認知にいたらない数を含めると数倍になると言われている。
同委員会事務局長の吉富多美さんは「ピンクシャツデーは、カナダの2人の高校生の行動から始まったいじめ防止の取り組み。相模原や座間での事件、福島からの避難児童へのいじめなど、他の人の命や尊厳を奪う出来事が続いた神奈川県で、目に見える形での意思表示をと思い、アクションを起こした。日を追うごとに、つなぐ手がどんどん長くなっていて、声をあげ、行動することが、子どもたちを守る大きな力になるのだと改めて思っている」と話す。
開催時間は13時~18時。横浜マリンタワー、コスモクロック21、横浜・八景島シーパラダイスなどでは、連携企画としてピンク色のアップなどが行われる。