1967（昭和42）年3月20日に神奈川県立博物館（横浜市中区南仲通5-60）が開館した。建物は、1904（明治37）年に横浜正金銀行本店として竣工（しゅんこう）し、戦後は東京銀行横浜支店を経て博物館として活用されている。設計は日本の建築家・妻木頼黄でネオ・バロック様式の壮麗な外観が特徴。1923（大正12）年の関東大震災で内装とドームを焼失。戦後は東京銀行横浜支店として利用されたが、1960年代に文化財保護の機運が高まり、1964年に神奈川県が建物を取得。1966年から改修工事が行われ、震災で失われたドームも復元され、1967年3月20日に、神奈川県立博物館として開館した。1995（平成7）年に神奈川県立歴史博物館と改称。2018（平成30）年の改修を経て現在も歴史を伝える拠点となっている。現在、改修工事が行われており、2026年9月（予定）まで休館している。