横浜港大さん橋国際客船ターミナルに停泊中の客船「ワールド・オデッセイ(World Odyssey)」の船内で1月25日、ワールド・オデッセイ初入港歓迎セレモニーが開催された。ワールド・オデッセイは、バージニア大学(アメリカ)を事務局に洋上大学として運航しているバハマ船籍の客船。22,496総トン、全長175メートル、乗客定員600人。運航会社はInstitute for Shipboard Education Semester at Sea (アメリカ)。洋上大学の51年の歴史の中で6隻目の客船。アメリカの大学生が乗船し、船内では歴史や文化をはじめ、グローバルな視点によるさまざまな講義が行われている。今回は約3カ月間の世界一周クルーズ(1月5日~4月16日)の途中で、24日にホノルルから横浜港に寄港し、25日20時に神戸に向けて出港した。最終寄港地のイギリス・サウサンプトンまで計103日間のクルーズを予定している。初入港歓迎セレモニーでは、コンスタンティノス・シアマンタス船長が記念贈呈のハッピをまとい、「毎回横浜港に来るのを楽しみにしているが、いつも温かい歓迎に感謝している。学生たちが日本の文化を学べるいい機会であり、洋上大学が続く限りこれからも毎年横浜を訪れたい」と笑顔で語った。写真はシアマンタス船長(左)と横浜観光親善大使の隅一帆さん(右)。