1866年8月25日の日伊修好通商条約締結から150年の節目を迎えることを記念し、横浜赤レンガ倉庫1号館で4月29日と30日、劇団J.A.M!による日本イタリア国交150周年記念特別公演「L'arte e l'amore（ラーテ・アモーレ）～ヴァチカンに遺した愛の記憶～」が開催される。劇団J.A.M!代表の藤間健さんが原案・演出を手がけるオリジナル物語。脚本は楽静さん。劇中では多くの絵画を取り上げ、ローマ教皇領内の工房やバチカン宮殿を舞台に、ルネサンス三大巨匠と呼ばれているイタリアの画家・建築家、ラファエロ・サンティが37歳で他界するまでの12年間（1508年頃～1520年）を描く。全2幕で、上映時間は約150分（休憩10分含む）。日伊国交150周年現地連絡調整会議（在イタリア日本国大使館内）の事業認定プログラム。同劇団は「横浜と大阪は、日本とイタリア国交の最初の一歩が記された場所。公演を通して両国150年の友好の歴史を共有いただき、今まで以上にイタリアの芸術に興味を持っていただけたら」としている。チケット、公演スケジュールなど詳細は劇団HPから。横浜開港当時にヨーロッパでは蚕の微粒子病が蔓延（まんえん）し、イタリアの生糸生産も大打撃を受け、長く横浜で貿易活動を行っていた。初代駐日イタリア公使・領事は横浜に設置されている。