東京ガス業務用ショールーム「厨BO!SHIODOME」（東京都港区）で12月4日、在日イタリア商工会議所主催の第8回イタリア料理コンクール「Gran Concorso di Cucina2017」決勝戦が開催。過去最多64人のエントリーから選出された8人のシェフが決勝に進み、スリランカ出身のサンパット・バンダラさん（ヒルトン東京お台場）が優勝。元町のレストラン「IL NESSO（イルネッソ）」（横浜市中区元町4）のオーナーシェフ、横山浩平さんが特別賞のバリラ賞を獲得した。決勝メニューはパスタ料理と肉料理（持ち時間1時間）で、審査基準は、味、盛り付け、今年のテーマ「バイオバランス黒毛和牛いちぼ肉」の生かし方、創造性の4項目。当日は和牛の香り豊かな神奈川の希少ブランド牛「葉山牛」が使われた。横山シェフのメニューは「春菊のビューレと紅ズワイガニの冷製スパゲッティゆずの香り」と「バイオバランスビーフのロースト、焦がし玉ねぎのソース、生姜とレモン風味のじゃがいものビューレを添えて」。食材を生かした革新的な料理が評価されての受賞となった。横山シェフは「その土地にあるものをどう生かすか。目の前の食材をおいしくしようというシンプルな思いで一皿を作っている。食材がそろえばコンクールに出品した肉料理を12月、1月にご提供できるかもしれない」と話している。「IL NESSO」ではコースメニュー（ランチ、ディナー）を提供。月曜、日曜ディナーが定休（TEL 045-264-4969）