明治三年十二月八日 我が国日刊新聞の鼻祖「横浜毎日新聞」はこの地で誕生した この新聞はまた冊子型木版刷りの旧型から 活字一枚刷りの現代型へと踏み切った我が国最初の新聞であった これが端緒となって 日本が大新聞国へと発展したことを思うと 文明開化の窓口としての横浜の意義はきわめて大きい こうした偉業を記念すると同時に その計画者 時の神奈川県令井関盛艮 社長島田豊寛 編集担当者子安峻 印刷担当者陽其二 資金協力者原喜三郎 茂木惣兵衛 吉田幸兵衛 増田嘉兵衛 高瀬英祐等諸氏の功績を後世に伝えるためこの記念碑を建立する/昭和三十七年十月十日/撰文 日本新聞学会会長 上野秀雄/書 神奈川県知事 向山岩太郎/協賛 神奈川県 横浜市 日本新聞資料協会/建立 神奈川新聞社