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非接触の自動検温・消毒機器「ランスゲート」 YOXO BOXなどで導入

YOXO BOX(横浜市中区尾上町1)に非接触式検温と消毒が同時にできるエントランス機器「LANCEGATE(ランスゲート)」が導入された。LANCEGATEはMedVigilance(メドビジランス)(西区みなとみらい5)が開発・製造。前に立つと自動で赤外線による非接触式検温を行い、その間に消毒液のディスペンサーに手をかざし手指消毒を同時に行う。検温時には表面の汗や周辺環境を考慮して補正を行うため、誤差±0.3度で精度の高い検温ができる。新型コロナウイルスの感染拡大防止のために多くの場所で検温と手指消毒が実施されているが、スタッフが対応すると人と人の距離が近くなり、「検温を実施しています」等の声掛けによる飛沫感染リスクもある。消毒液を置いておいて各自が消毒をする方法では、消毒液の容器を多くの人が触ることで感染リスクが高まる。「無人かつ自動で検温と消毒を行えないか」という声を受けて開発されたという。施設や店舗の入り口に設置して職員や来訪者が利用することを想定しており、横浜市内では同施設の他に横浜市経済局、横浜情報文化センター(中区日本大通)、東京工業大学すずかけ台キャンパス(緑区長津田町)などで導入されている。7月の発売以降、これまでに300台以上が販売された。同社代表取締役の耿 聡(コウ ソウ)さんは「2013年から横浜に住んでいるが、外国人経営者として非常に住みやすい街。大企業がコア機能を横浜に置くトレンドもある。一市民としてこれからも引き続き横浜に貢献したい」と話す。YOXO BOXはスタートアップ・ベンチャー支援のための施設。来訪者の感染予防のために1階エントランスにLANCEGATEが設置された。

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